命綱なしで丁須の岩
丁須の岩は滑落で有名な妙義山にあります。その中でもマイナーな御岳、鍵沢ルートで登りました。
妙義山は、群馬県甘楽郡下仁田町・富岡市・安中市の境界に位置する日本三大奇景の一つとされる山である。【Wikipediaより抜粋】妙義山 - Wikipedia
最寄り駅の横川駅は信越本線の終点です。周りにめがね橋、トロッコ列車など色々観光できるところもあります。
グンマ―なのでサルもいますww
滑落で有名なだけあって岩場、鎖場は危険でしたがそれだけじゃないです。去年の夏登ろうとして別の要因で敗退しました。
理由⓵ 道迷い
ここは裏妙義に位置し細かい登山地図でないと載ってません。従って人がほぼ入らないので登山道も獣道になっていたり土砂崩れや滝を横切るまたは滝登りをすることもあります。急斜面にツルツルの石の上を登らざるを得ません。
グラフのように降水量も夏が多く冬は少ないです。
そのうえ夏になると草木がジャングルのように生い茂ります。
要はルートファインディングするためのテープや岩のマーキングが隠れているのです。下は岩場や未整備の獣道で足元注意なうえ絶えず周りを見てルートを確保しないと迷子になります。精神的に削られます。僕は一人で行って迷いかなり時間をロスしました。
理由⓶ ヒル
この日の気温は20℃でヒルは出ませんでしたが夏は大量発生します。たくさんくるぶしを吸われ血がなかなか止まらず苦戦しました。ヒルが自分の足にへばりついて血を吸ってるのマジで気持ち悪いです。タイツの上からでも吸ってきました
以上2点の理由で登れなかったのでリベンジを果たしに登ってきました。
8:46 横川駅から御岳ルートで
まずいきなり滝を上ります
ここをすんなり登れないようなら帰った方がいいです。鎖はあります。
※2020/4/5 下山中この滝壷に転落し骨折の重傷を負われた方がいます。下りの方が難易度は高い上、体力を消耗した状態で降りるため危険です
ここから先しばらく細い道を登っていくので体力を消耗します。
ジオラマみたい
御岳から丁須の岩はアップダウンが激しく岩場も急になってます。
上から
下から
ゆっくりいって3時間ほどで着きました。
あのヘンテコな岩がハンマーヘッドこと丁須の岩
これから取り付きます
手前と奥2つ鎖がかかっていて最初の上りは簡単です。1番難しかったのは下図に示した岩に足をかけることでした。
- 1m弱は足をあげないといけない
- ここで体を90度回転することになるためもう片足を置くホールドが見えづらい
以上の理由で重心が安定せず鎖を中心に振られやすい状態です。
ここから上はオーバーハングですが、鎖が有るので足を乗せる場所を確保していけば登れます。
落ちたら数十m以上落下するので自己責任でお願いします。多分死にます(笑)
僕は命綱なしでしたが
岩のてっぺん狭いし怖いしすぐ降りました
🤘
下山は鍵沢ルート。こちらは川に沿って道が出来ており急斜面も御岳ほど大変ではないです。こちらの方が道迷いと滑落リスクも少なそうでした。
去年の借りを返せて良かったです。もし登るなら
- 秋〜春のヒルが出ない時期
- 前日雨が降っておらず当日も天気が良い
- 風が弱風
これを満たせば難しいけど頑張れば登れると思います。頑張ってください!
登山記録👇👇
丁須の岩 横川駅から2020-04-04 https://yamap.com/activities/6000474 #ヤマップ